おじ
私が東京にいたころ、2011年1月だったかな、脳梗塞で倒れたおじ。片手は動かすのが難しいものの、リハビリをして歩けるようにも話せるようにもなった。時を同じくして私は会社の広報としてテレビに出た。入院中に見てくれて、とても喜んでくれた。
そんなおじが、同じく関東にいる弟が地元、天草で同窓会があるということで、一緒に帰省し、母を通じて電話をくれた。話すのは、約4年半ぶり。実家は祖母が亡くなった8年前以来とのこと。みんなに会えたと、とても喜んでいた。声もすごく元気だった。
父と母は、私が大学生のころ、離婚している。だけどお正月とかみんなが集まる時には会っていた。母にも挨拶に来てくれたり、お米をくれたりしている。
私が退院後、会いに行かなかったのに、会えずにいてごめんね、と言われた。こちらこそなのに。おじの優しさに胸が熱くなった。
つながっているものは、つながっているんだね。2人の関係性とか時間とか関係なく。
縁ある人とは、ちゃんとつながってる。だから、何も心配することはない、って思った。