姉の結婚
西炯子さんの『姉の結婚』を読み終えた。結構前に3巻まで読んでいて、先ほど4巻からラストの8巻までを読んだ。
- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/02/09
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
人は今、自分に必要なことが、起きる
そう確信した。
「求めてたのは、結婚じゃなかった。ただ•••愛して愛されたかった。それだけだったのよ」
今は知っている 怖さを乗り越える方法 信じること あなたが教えてくれたことよ
わたしには10年以上前に出会って、忘れられない人がいる。何度か告白して、ふられて。何度も忘れようとして、他の人を好きになろうとして、好きになったつもりでいて。でも、いつも心には彼がいた。あきらめの悪さにほとほと嫌になってた。でも、理由はわからないけど、彼と一緒じゃなきゃ嫌だと思っていた。
セリフにもあったけど、
無理して忘れなくていいんだよね。
付き合ってなくても、相手に伝えなくても、私の気持ちがそうなら、そんなわたしを尊重したい。
彼の存在で、わたしは色んな自分に気づくことができた。
良く見せようと背伸びしていたわたし。
失うのが怖くて、自分から手放してしまっていたわたし。
相手に嫌われたくなくて、相手に合わせすぎたり、自分の気持ちや考えを飲み込んでいたわたし。
ほんとうは、とても傷ついていたわたし。
自分を大切にできていなかったわたし。
相手に何かをすることで、存在価値を見出していたわたし。
彼と出会わなければ、ここまで深く自分と向き合っていなかったと思う。
彼と出会えて、本当に良かった。
彼に、彼のご両親、ご家族、ご先祖様に、そして、わたしに、わたしの両親、家族、ご先祖様に、深く深く感謝いたします。