熊本の就活生に伝えたいこと
地震後に話した学生達の話。
同じような状態のあなたへ。
今自分はそんな状態なんだなぁって優しく受け容れてあげて下さい。今のあなたは、そうなる必要があるから、そのようになるのです。自分を責めたり、情けなく思ったりしなくていいです。
締め切りや面接を控えているのであれば、今の自分にできる範囲でやり、それでよしとして下さい。
無理してしようとすると、できなかった時に、自分を責めがち。
そもそも無理なのだから、よっぽど無理をしないとできません。だったら、最初から今の自分の状態=自然に従ったほうが力を発揮できます。
どうしても無理をしてでもやりたい場合は、その後しっかり休むこと。無理をすると、あとで休むことを余儀無くされる状態になることがほとんどです。
学生達に「今、何がしたいですか?」と質問したら、
「◯◯したいけど、避難している人がいるのに、いいのだろうか」
「自分より困っている人がいるのだから、ボランティアをすべきではないか」
とかえってきました。
同じように思っているあなたへ。
自分のこころを大事にして下さい。
自分の望みを叶えてあげて下さい。
あなたも被災者なんだよ。
困っている人は、ちゃんと他の人たちが助けるから。全国から来てくれているたくさんの人たちが助けるから、大丈夫。
あなたの家は、近くの家のように倒壊まではしていないかもしれない。でも、だからといって、大変な状況ではない、頑張らなくてはいけないと言い聞かせなくていいんだよ。
あなたが大変な状況だと感じているのであれば、大変な状況なんです。
辛いのであれば、そうなんです。辛さを押し込めないで、辛いと感じていいんです。辛いと言っていいんです。
どんな時もですが、
特に今は、
誰よりも自分を労ってあげて下さい。
あなたが自分のやりたいことをして、生き生きしている姿は、他の人を元氣にしたり、他の人に勇氣を与えたりするのですよ。