自分の花を咲かせましょ。

人が元々持っている力に氣づき、自分らしく表現したり夢を実現するサポートを天命とする表現アートセラピーファシリテーターSatoが、自身の氣づきをシェアすることで、読んだ人の心や魂が軽やかになったり、自分との上手な付き合い方を会得するきっかけとなることを願うブログです。

名越康文の連続講座「こころカフェ」

日付変わりましたが、2日(火)は名越康文の連続講座「こころカフェ」に初めて参加しました。名越さんは精神科医で夜間飛行でメルマガも書いています。著書やツイッターを読んでいて、普段考えたり感じたりする域とは違う域を目の前に差し出される感じで、いつか直接話が聴きたい! という方でした。なので、今日はとてもわくわくドキドキしながら会場へ入りました。話がすべて面白く、わかりやすく、興味深く、19時~21時半の時間はあっという間に過ぎていきました。(21時半から22時までは座談会形式で質疑応答タイム)。

今日は身体がテーマ。箇条書きですが、一部シェアします。(とても全部は書ききれず。。)

・僕の心理学では「頭ではなく身体が本当のことを言っている」。

・身体にはいろいろ意味のある混沌がある。たえず頭で整合性をとっても、身体がジャッジしてくれる。

・心が身体感覚とつながらないと、個人的な思想や生きていく上でのノウハウは深まりにくい。

・誰かと会ったときや話している時に身体のこわばりを感じるのは、0歳から5歳(大きくいうと10歳)のトラウマないし経験が影響している。前はカウンセリングのときに生い立ちを聴いていたが、決定論になってしまうし、今は聴かない。なぜなら、その人の身体にあらわれているから。

・誰かと会ったときや話している時に身体のこわばりを感じるのは、過去のトラウマや経験が思い出され、身体が過去にいっている。そういう時は、深呼吸して、今を取り戻す。例えば父親との関係が関係しているようなら「~さんはお父さんではない」と3回いうことで、身体感覚が変わってくる(過去の身体感覚がかなりリセットされる)。

・これからの商売は薄利多売は成り立たない。モノには精度の高さが必要。要素は二つあって、あたたかみがあること(ひとつひとつ手作りとか)と、協力者がいること(連携ができるということは人間的に魅力があること)。

・自分がもっと幸せになっていくことが大切。基本は自分の喜びが広がり深まること。現実と理想のギャップに苦しんでいるのであれば理想も疑う。

・前の自分に勝ち、移動し続けている(変わり続けている)人は魅力的。

・身体がこわばるときというのは、どこに焦点をおいていいのかわからない(戸惑っている)、集中が手に入っておらず、自分じゃない状態。恐怖感があることがあり、それが転じて怒りとなり相手に感情的に反応することになる。感情的になって反応すると、こじれるだけなので、黙ってその場をやりすごすかその場を離れるかするとよい。

・毎日短い時間でもいいから、自分と付き合う時間を持つこと。落ち着いているとか、晴れやかという感覚を得て人と接すると良い。自分の心がじたばたしている時はどんなに人の役に立ったり貢献しても何の意味も持たない。時間をとって、深呼吸や瞑想をして、徹底して自分に戻ること。

 

次回のこころカフェは7月31日。メインのイベントの後に直接質問できるのはかなり嬉しい。初めてお話を聴いた名越さんの印象は小学6年生のやんちゃな男の子のようでした。身振り手振りがあって、表情豊かで、その時の自分に正直で、真摯で、素敵な方だなと。優しい感じも溢れていました。